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LINE運用Tips Part.1|ブラウザへの遷移テク

LINE公式からのウェブサイト遷移方法の使い分けについて

LINE公式では、ウェブサイトへの遷移方法は大きく3パターンあります。


1. Safari等の外部ブラウザで開く

2. LINEの Webビューで開く

3. LIFF機能で開く


これは、利用者に対してウェブサイト閲覧後にどういう行動を期待するかによって使い分けると意図を持った応用が可能になります。
そのためには、まず、それぞれのメリットとデメリットを理解する必要があります。

1. Safari等の外部ブラウザで開くメリット

この動作を指定するとLINEアプリがバックエンド側に回って、SafariやChrome等の外部ブラウザが起動します。

これは、メリットとデメリットが明確です。

メリットは、外部ブラウザアプリに開いたウェブサイトの閲覧履歴が残る点です。このことは、別の機会にブラウザアプリを使用した際、閲覧履歴経由でウェブサイトに再来訪する可能性を期待できる点です。全ての閲覧に時間のかかる自社のHPであったりECサイトなどに遷移させる場合は有効であると考えています。

一方でデメリットは、外部ブラウザが開くことによりLINEアプリはバックエンドに回ってしまうので、利用者がかなり意識しないとLINE公式アカウントのトーク画面には戻ってこないという点です。LINE公式のリッチメニューなどを続けて触ってほしいというケースには不向きとなります。

2. LINEの Webビューで開く

この動作を指定するとLINEアプリ上でWebページが表示されます。

これをLINEのWebビューと言いますが、右上の「×」ボタンを押すことでいつでもトーク画面に戻ることができますので、トーク画面にユーザーを戻したい場合には、外部ブラウザと比較して有効です。

一方でデメリットもあります。それは、LINEのWebビューは外部ブラウザほど多機能ではなく、一度閉じてしまうと閲覧履歴も残りませんので、時間を置いて操作することに不向きである点です。

時間をおいて操作することなんてあまりないよね?と思うかもしれませんが、例えば、会員登録であったり、資料請求等の申し込みのようないくつかの入力操作を求める場合は、利用者が間違ってWebビューを閉じた瞬間に全てのデータは消えてしまいますし、最初から入力し直すことになります。この点は外部ブラウザに遷移させていれば、一定時間であれば入力内容も残されることが多く、閲覧履歴にも残されていますので有効です。

3. LIFF機能で開く

LIFFというのは、LINE FRONTEND FRAMEWORKの略称で、LINEの Webビューの発展型の機能と言えます。

見た目上の大きな特徴としてはトーク画面に被さる割合を3サイズで調整できる点です。

FULLサイズは、LINEの Webビュー同様にトーク画面の全てにかぶさってブラウザが表示されます。TALLサイズは、トーク画面の上部を少し残して7割ぐらいの領域にブラウザを表示します。COMPACTサイズは、TALLよりもさらに上部のトーク領域が広がって、トーク画面の半分ほどにブラウザが出現します。

TALLとCOMPACTは、利用者にとって常にトーク画面が見えていますので、このトーク画面領域をタップすることでLIFFは自動で閉じます。トーク画面上で提供している世界観を維持したままブラウザを閲覧させることができる機能となります。

また、LIFFはトーク画面と連動した機能を持たせることができますので、例えば、LIFF上に描いたイラストをトーク画面に画像として送信したりといったこともできます。こちらは単なるWebページを閲覧していただくという用途以外にも応用できます。

当社の事例では、ここにスタンプカードや、会員証、会員の保有ポイントをはじめ、地図を表示しての店舗一覧などを表示することで、アプリっぽい使い勝手を提供している事例が多いです。

以上のように、

LINE公式からウェブサイトに遷移させるといったどの企業でも取り組んでいることも、実は3パターンの方法があり、それぞれにメリットやデメリットがあるということになります。

自社の目的やターゲットに合わせて使い分けてみてください。
LINE公式には、一般的にはあまり利用されていないが気の利いた機能が他にもいろいろあります。

今後も、このようなLINE公式関連のTIPSをご紹介してまいります。
LINE公式では、機能を有効活用することでオリジナルアプリと遜色ない機能を短期間かつ安価に実現できることがあります。「これってLINEじゃ到底無理でしょ?」という無理難題についてをこれまでもたくさん実現させてきました。

いつでもお気軽にご相談ください。


企画チーム 青木

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